History | 沿革

1961年、株式会社白川総業は演奏家の皆様により良い楽器を使って頂きたいという思いで永田町のホテルニュージャパン東新館内に設立されました。

当時はジャパニーズ・ミラクルと言われた驚異的な経済成長を成し遂げた時代でしたが、1ドル360円の固定相場で、本当に良いバイオリンを輸入販売するビジネスが成り立ちにくい時代でした。創業当時の主な仕入先はアメリカのウイリアム・メーニック社とイギリスの専門店等から、営業は根本武、調整修理は田中博でした。

小社では1965年頃から、より一般的な価格の新作手工バイオリンの啓蒙、輸入販売を始めました。1970年9月には第1回「コンテンポラリー・バイオリン・メーカーズ」展示会を開催し、1984年まで都合9回新作手工バイオリン展で多くの超一流手工作品を紹介して参りました。

1990年頃より普及バイオリン、弓、ケース、弦等、擦弦楽器専門の卸商として商品の拡充を計ってまいりました。2000年に東京都中央区新富に工房及び倉庫を備えた事務所を建設、 自社直輸入品を在庫、販売いたしております。

1976年より1982年まで旧西ドイツ・エアランゲン市に仕入れの為事務所を開設し、現在の仕入ベースを確立致しました。現在では、300社を越える海外仕入れ先との取引が安定した商品の仕入につながっています。